マツヨイグサ

6月中旬以来草むしりをせずにいたから、裏庭は雑草がはびこっている。
今朝、そんな夏草の中に一輪のマツヨイグサの花を見る。

このマツヨイグサが小さな群落でも作っていてくれれば、スズメガの仲間が夕刻に吸蜜に来るところを狙えるのだが、一本のマツヨイグサではそんな期待も叶わずだろう。

スズメガの仲間の吸蜜を狙って出掛けていたフィールドも、今では太陽光発電のパネルが延々と広がっている。
マツヨイグサの花の上でホバリングするスズメガ、こんなシーンを狙える場所はもう近くには無い。

竹筒トラップの一つに、ミカドドロバチが新しく巣作りをしていた。

竹筒を封印している緑色のものは、齧り取って持ってきた何かの草の葉だ。
葉の乾き具合からみて巣の完了は昨日のように思える。

先回のミカドドロバチの巣作りを撮った時の経験からするに、巣作りを始めてから竹筒を密封して完了するまでには、何度もやって来ていた。
今回も玄関先に出ていればミカドドロバチの飛来に気付いただろうに、昨日は猛暑に負けて冷房の効いた部屋から出ることが無かったのだ。

ミカドドロバチが卵を産み付ける為に青虫を運び込む飛翔シーンが欲しい、そんな思いを果たすためには猛暑の中でも竹筒トラップを覗きに出なくてはなるまい。
それにしても今日は暑かった、散水用のホースを買いに行った昼前、駐車していた車の温度計は41cを表示していた。
老躯は猛暑に勝てそうにない。