湖の荒れる日

午後から魔法瓶に詰めたホットコーヒーとショコランタンを持って湖岸へ出た。
今日は琵琶湖も荒れ模様、湖面に鳥の姿は僅かばかり、砂州に数匹のマガモを見付ける。


マガモももう北へ帰る頃合いだなと思いながらマガモを見ていて、マガモに超小型の発信機を付け人口衛星を利用して渡りの経路を調べているという記事のことを思い出していた。
渡りの研究は鳥類の進化生態や行動生態などの学問分野の基礎分野に必要だと聞いたこともある。
そんなことを思い出していて、北へ帰る渡り鳥の中継地、能登半島沖合の舳倉島へ行ってみたいなと思い始めていた。
舳倉島、一度は行ってみたい島だ。

帰りに寄った漁港でもカイツブリ一羽、オオバン一羽、それと冷たい風の中、竿を出している釣り人一人を見掛けただけ、なんとも寂しい光景だったが暫くの間眺めていた。

鳥も撮りたい、虫も狙いたい、手付かずで積んである本も読み終えたい、旅にも出たい。
本格的なパエリヤが喰いたくなっている、京都へ出掛けた折に錦市場で必要な材料を探してみるか。