カンムリカイツブリ

鳥撮りにも虫撮りにも出掛けず半ば呆け気味、ボケ防止にと撮りためた画像の整理と外付けハードディスクへバックアップの作業をする。
虫撮りの時と違って鳥撮りを始めてから高速連写を多用していることもあり、何日分か整理を怠けているとおっ!というほどの枚数になっているのだ。
残すのは僅かでいいのだから目見当を付けてバサッと削除すればいいものを、未練たらしく何かと理由をつけて残している、我ながら可笑しくなる、苦笑いしていた。

そんな作業の中で、カンムリカイツブリのことが気になり、サブのPCを立ち上げた、いつもの悪い癖だ、メインの作業が疎かになる。

カンムリカイツブリのシャープな写真が欲しいと湖岸や漁港に行く度に探し廻っているのだが、3月の上旬に和邇漁港で見て以来全く眼にしないのだ。
長い潜水の後思わぬところにひょいと貌を出す、一度は小魚を咥えているところを見てレンズを振ったが遅かりしだ、翻弄され続けていた。
リベンジのこともあり狙いたいのだがもう北へ帰ってしまつたのだろうか。

Webで調べていて北へ帰らず琵琶湖に留まって繁殖活動をするものがいることを知る。
カンムリカイツブリは独特の求愛ダンスをするとのこと。
繁殖期の5月頃になればカンムリカイツブリを探して湖畔を歩き廻らねば、カンムリカイツブリの求愛ダンス、老躯に新たな目標を与えてくれたようだ。