図書館へ行く

終日曇天、雲の流れによって湿雪が舞ったり氷雨が降る。
早起きして鳥撮りの遠征に行くつもりだったが、窓の外の雪空を見て湖北の寒気が想像され断念する。
久しぶりに図書館へ行く。
司馬遼太郎さんの「オホーツク街道」、ピーター・ドメインの「蛇、もっとも禍し」などを借りる。

司馬さんの「街道を行く」シリーズの国内の街道に関するものは文庫本でその大半を持っているが、海外の街道のものを含め未だ手付かずのものがあった、少しづつでも読んでみようと借りだしたのだ。
それに待ち遠しい虫のシーズンに備えて昆虫写真家海野和男さんの「昆虫ー里山に飛翔する生き物たち」も借りた。

図書館で借りた本を車の助手席に積みこみながら、いつだったか読んだ井上ひさしさんのエッセイ集「日本語は七通りの虹の色」の中のある一節を思い出していた。
”自分の蔵書が自分の死後、残された家族がその蔵書を持て余し、いつしか古書店に売られる”そんな内容のエッセイだった。

自分もこれまで何度か整理し古本屋さんに持ち込んだことがあるが、それでもまだ書棚5本ほどの本を持っている、後で処分する者の負担にならないように少しづつ再整理しておかなくてはなるまい。
それに読みたい本の入手についても処分の簡単な電子書籍などをメインにすべきだろうな。
また図書館もおおいに利用するようにしなくては。

庭の片隅に黄水仙が咲き出している。