ナガコガネグモの獲物

午後3時過ぎ、読書の眼休めにと思い、EOSS5Dに180mmマクロを装着して空き地の草叢へ行く。
陽射しは厳しいがさわやかな風があり秋到来という感じで気持ちがいい。

この一週間ほど夢中で読んでいたのは「明治という国家」司馬遼太郎
現在の日本の有様とつい対比してしまう読み方になっていたが、それ故にも面白かった。
お蔭で眼の疲れも酷く左目がピクピクして顔面神経麻痺みたいな状態に時折なるのだ、これも老いの所為だろう、寂しくなる。

草叢に潜り込んだ時、草擦れに驚いたのだろうショウリョウバッタらしきものが飛び立ちクモの巣に絡みとられる、大きなナガコガネグモの巣だ。
巣網が揺れると同時にナガコガネグモが跳び出してくる。
あっと言う間にバッタをぐるぐる巻きにし、獲物に齧りつくかと思いきやさっさと元の場所巣の中央に引き上げていった。

「一日一虫」の課題が叶ったのでこの1シーンだけで草叢を出た。
読書の続きは司馬さんの「街道をゆく 秋田県散歩・飛騨紀行」にする、「明治という国家」の読書の時のように根を詰めて読まずに眼精疲労のことも考えてぽつりぽつりだ。

今日は料理当番の日、オイル系の海鮮パスタにする予定、エビ、イカ、ホタテ、アサリそれとアスパラを買う、鷹の爪でピリ辛に仕上げたいのだがピリ辛はカミサンが苦手なのだ。