ダイサギ

和邇川河口へシラサギ達の小魚取りを撮りに行く。
川の様子が変わっていた。
河口を塞ぐように拡がっている砂州の中を川はS形に蛇行して流れていたが、先日の2日続きの雨で川はLの字に変わっていた。
どんな力が働いたのだろうか、中洲を作っていて二つの流れになっているのだ。

以前のS字形に流れていた時はシラサギ達と釣り人の間に程よい空間があり、それが平穏を生んでいた。
流れが変わってからはシラサギは釣り人との間隔を一定に保つように、釣り人が移動する度にたえずその間合いをとっている。
鳥が飛び立たない、鳥と人との一種の個体間距離、この距離はどの位なんだろうか。

鳥撮りを初めて僅かな時間だが、少しづつ鳥の習性らしきものが分かりかけている。

シャッターチャンスを逃さないようにするためにも習性の観察が欠かせない。


今日の午後ははいつもと違って河口にはダイサギ一羽、釣り人が一人だけだった。
一時間近くいたが、ダイサギもバサーにも釣果はなかった。