カワセミ

明るくて穏やかな陽射しだったので、午後から和邇川河口へシラサギの小魚捕りを撮りに行く。
珍しくも釣り人一人だけの静かな湖畔だった。

ダイサギの捕食シーンを撮り終えて顔を上げた時、50mほど先の河口でカワセミホバリングしているのを見付けカメラを振る。


野鳥を撮影し始めてから一ヶ月半、初めて巡りあう待望の瞬間だった。
カワセミは急降下して水中に突っ込んだようだがそこまでは追い切れない。
それに生憎と河岸に生える背の高い草に邪魔されて、水中に飛び込むところは見えずだった。
水中から飛び出したカワセミは近くの柳の木に向かったが、釣り人が動き出した所為だろうすぐさま飛び立ってしまう。

最初からカワセミが河口河岸の柳の木にいるのに気付いていれば、望遠ズームを600mmに引き延ばしていただろうに、ダイサギの捕食シーンを狙っていたからレンズの焦点距離は420mm。
それに鳥撮り初心者だ、咄嗟にレンズを引き延ばす余裕が無かった。
連写での1ショット10枚なんとか撮れたのだ、本日好天なりとしよう。
(写真はいずれもトリミングしたもの)

ダイサギの獲物。ハヤだろうか、落鮎だろうか。