ナガコガネグモ

素足にサンダルそれにショートパンツで雨上がりの草叢に入ってみた。
比良山麓では久しぶりの雨だったので、雨に濡れた草叢の感触を味わってみたかったのだ。

草叢では、ショウリョウバッタマメコガネシオカラトンボ、ジャノメチョウ、ナガコガネグモ、キリギリスを見る。


ナガコガネグモが獲物を抱え込んでいるのを見付ける。
見付けるのが少し早ければ獲物に糸を巻き付ける捕獲のシーンを見られただろうに、気が付くのが遅かったようだ。

灼けつくような連日の猛暑の後の雨上がりの草叢、草露の感触を楽しんでいて、ふと、旧い知人のIさんの在所に伝わる雨乞い踊りのことを思い出していた。
Iさんの在所(香川県綾川町)の滝宮天満宮には、讃岐地方が大旱魃に見舞われた時、国司だった菅原道真公が7日間の雨乞いを行い大雨を降らせて農民を救ったという、このことに由来する滝宮念仏踊りがある。
讃岐地方には大きな川がない故、日照りが続くととたんに水不足におちいる。
昔は、と言っても昭和の半ば頃まで、干ばつの時に水をめぐる争いがしばしば起きたと言われている。こんなこともあって、雨乞いを祈念する催しがあちこちでが行われているのだ。

滝宮天満宮では8月25日にこの雨乞い踊りが奉納されるようだ、もう何年もお会いしていないIさんを訪ねることと雨乞い踊りを撮りに行きたいが、往復700キロが辛くなっている。