カマキリの捕食

午後6時前、空が暗くなり始め雷鳴も大きくなる。
一雨来そうな気配だったので夕方の散歩を早めにきりあげる。

その帰り道、空き地の石垣の上の草叢に小さなカマキリがいるのを見付ける。



最初は葛の葉の上にいるカマキリにしか気づかなかったが、よく見ると葛の葉の上にはもう一匹何かの幼体のような虫がいる。カマキリはコイツを狙っているようだった。

ポケットからコンデジEX-10を引っ張りだしカメラのモードをチエックする、この作業はほんの僅かな時間だったが、顔を上げた時には既にカマキリは獲物を抑えこんでいた。
カマキリが獲物を捕まえる瞬間を撮りたかったがモノにならずだ。

石垣の上の草叢に入って撮りたかったがそれもならずだった。
肩と同じ高さの石垣の上部に手をかけて体を持ち上げる腕力が失くなっているのだ。
仕方なく石垣に寄り掛かり腕を伸ばし、バリアングルのモニターで確認しながら撮る。
獲物を抱え込んだカマキリが草叢の中に移動し始めたのと、ポツリポツリしてきたのをきっかけに追いかけるのを中止した。

カマキリはオオカマキリの幼体。
獲物はキリギリスの幼体のようだ。