呆け暮らし(2)

12月に入ってから呆け暮らしが続いている。
寒さの所為で外出が億劫になっているのだ。
昨日の講座「歴史家たちの群像ー歴史のはじまりとは何かー」もサボってしまった。

書斎から見る早朝の雪景色は素晴らしかったから、これまでだったらカメラザックや三脚を車のトランクに放り込んだだろうに、そんな行動がとれずにいるのだ。

終日の呆け暮らしだった。
読書にも集中できず、旧いファイルの整理をする。


3年ほど前までは雪景色を訪ねて湖北へも何度も足を運んでいる。
早朝から出掛けていることもある、それが今では出掛けられないのだ。
この3年という時間の経過、これは相当の重みを老いの身に被せているようだ。

からだは刻々老いていっても仕方がないが、こころの老いの進みには抵抗しなければ。