モズとツグミとタンポポと

穏やかな陽射しに誘われ、長いヤツを持ち出して田んぼ道を歩く、2019年の初撮影だ。
思うに昨年12月初旬以来の随分長い呆け暮らしだった。
冬鳥を撮りに湖北へ出掛けたいと思いながらも実行できずにいる。
出掛けられずにいることを寒さと老いの所為にして自己弁護しているのだ。

冬枯れの田んぼ道を小一時間歩いたが、放棄田のヨシ原にも枯れたひこばえが広がる田んぼにも、鳥の姿は全くなかった。
かろうじて見かけたのは古い在所の農家の庭先にいたモズとツグミだけ。

田んぼの土手にはタンポポが点々と咲いていた。

17-70mmなどの広角レンズを持ち出してタンポポと雪の比良連山を、そんなことをふと思った。


 2019年 今年はどんな年になるのやら。