空き地の草叢の隅で小さな群落をなしているノコンギクを見ていて、ヒメカメノコテントウがいるのを見付けた。
ノコンギクを踏みつけないように注意しながら、ヒメカメノコテントウの他に虫がいないか丹念にさがしたが見つからずだった。
ヒメカメノコテントウには翅の模様に幾つもの変異があり、無紋のヤツもいる。
亀の甲羅に似た模様があるからヒメカメノコテントウと判るが、模様が背筋型とか四紋型、翅全体が真っ黒な黒紋型などだったら、ヒメカメノコテントウだとは即座に気付かないだろう。
ノコンギクの花の上でヒメカメノコテントウは盛んに動きまわっていたが、肉食性のコイツが花粉を食っているとも思えない、何を探していたのだろうか。