モンシロチョウ交尾拒否行動

一夏放置されていた所為で雑草が伸び、こぼれ種のコスモスが咲き誇っていた畑に、人の手が入っているのを見かけ車を停めた。
雑草が刈られ、取り払われたコスモスが山積みされている。
畑の一部も耕され三畦程には石灰が撒かれていた。
菜園が復活され、畑の一部に以前のように百日草などの花々が栽培されるようになると、来季はここでの虫撮りが楽しみになる。
畑の周りを一巡してみる。

畑の一角にあるザクロの梢でもつれ合うように飛び回っていたモンシロチョウが急降下してきた。
交尾行動に移るようだ。



よく見ているとオスは盛んに交尾を求めているが、メスは交尾拒否のサインを出していた。
腹部を上に向けているのだ。
オスは三度ほど交尾を試みようとメスに近づいたがその度に拒否のサインを受けていた。
間なしにオスは飛び去ったが、メスが飛び立つと再び現れ求愛行動を始める。

もつれ合うチョウの姿が秋空の高みに小さくなっていくまで眺めていた。


秋日好天、好日だった。