シロダモの実

玄関先のシロダモの実が真っ赤になる。

この実を啄みに来るのがヒヨドリなのかムクドリなのかは判らないが、黒っぽい感じの鳥が冬も半ばになるとよく来ている。
鳥は非常に敏感に反応し、ちょっとした動きにも飛び立って行くから、確とその姿を見たことがない。

玄関先にはこのシロダモの木の他に南天の木もある。
南天の実は色づき始めたばかりで赤味は未だ薄いが沢山の実を付けている。

この二つの実のうち、南天の実のほうが例年早く失くなる、それも一粒残さずだ。
南天のほうが早く失くなるのには何か理由があるのだろうか。
見た目には真赤で果肉の多いシロダモの実のほうが美味そうに見えるのだが、熟れきって黒ずむまで残っている実も在るのだ。
さすれば南天の実のほうが余程美味いのだろうか。

これまでシロダモの実も南天の実も口にしたことがない。
鳥が食するのだ一度味わってみなくてはなるまい。

 冬を待つ城  安部龍太郎 新潮社
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