カメムシ

午後3時過ぎベランダにマットを持出し横になる。
ベランダの手摺に布団などを干しているとそれが風除けになり、格好の午睡の場所になるのだ。
雲一つ無い青空だが澄み渡ったすがすがしい秋の空という感じではない。
黄砂がやって来ているようにも思える空の色だった。

洗濯物の上を這うカメムシを見付ける、クサギカメムシだ。
一週間ほど前からこのカメムシの数が増えていて、洗濯物を取り入れる時、カミサンは神経質なほど丹念に洗濯物をチエックしているようだった。

散歩の折にも、クサギカメムシアオクサカメムシを見た。


洗濯物の上をゆっくり這うカメムシを眼で追いかけながら、4・5日前にNHK・NEWSwebで見た ”和歌山県の北部(紀の川市かつらぎ町)の柿畑でカメムシが大量発生し柿に大きな被害を与えている”という記事のことを思い出していた。

カメムシは柿の実に口吻を挿しこみ果汁を吸い取るのだ。これをやられると傷口が黒ずんだり病気にかかりやすくなって品質が劣化するという。
ある柿農家では被害が酷く甘柿の出荷は昨年の半分に減る見通しのようだった。

カミサンは洗濯物を取り入れる時、昨日は8匹、その前は6匹取り払ったようで、例年になく数が多いという。
これも和歌山の柿畑での大量発生とどこかで繫がっているのだろうか。

カメムシの仲間もかなりの種類撮っているが、タグの付け方が悪い所為か整理にまとまりがない。
時間を見つけてファイルの見直しをやらねば、いろいろ考えていていつの間にか寝てしまっていた。
目覚めた時は陽が陰って少し肌寒くなっていた。