ドクガの仲間

擁壁に這うツタが黄色くなり落葉し始めた。
落葉が風に吹き飛ばされたりすると近所迷惑になるということで、毎年十月の終わり頃には全ての葉を取り払うことにしている。
この作業をするためにはハシゴを上り降りしなければならない、今年はこの上り降りが相当に厳しくなっており、もたもたしているのだ。歳ですね、用心しなさいよ、自分に言い聞かせていた。

作業をしていて、ドクガの仲間、オオカマキリ、毛虫(シロヒトリ)、アオバハゴロモジョロウグモアシナガバチなどを見る。


ドクガの仲間はチャドクガだろうか。


コイツは生涯を通じて毒針毛を保持し触れるとかぶれを生じる。
触れてから暫くすると赤くはれ上がり痒くなるのだ。
一度その被害にあうと抗体が形成され、個人差はあるが2回目以降にアレルギー反応を引き起こし、
酷い痛痒や時には発熱することもあるという。
サザンカやツバキの木が食樹だ、庭にも藪椿の若木がある、注意しなくてはなるまい。



黒褐色の毛虫(シロヒトリ)を指先で突っくと体を丸めていたが、次に見た時にはかなりの速さで擁壁を登っていた。


作業の途中で虫を見つけるとコンデジを引っぱり出す、そんなことをやっていた所為で随分長い作業になった。