スズメバチの採餌

読書にも集中できず、呆け暮らしの気分転換にAさんの菜園へ行く。
菜園の斜面にあるイチジクの木で、スズメバチ、ウラギンシジミヒカゲチョウ、キタテハなどを見る。




いつもの年だったらイチジクの熟れ過ぎた実を噛じりに、スズメバチの仲間やタテハの仲間がよく来ているのだが今季はあまり見掛けなかった。
特にスズメバチの仲間のオオスズメバチは全く見掛けずだった。

熟し過ぎたイチジクも残り僅かになっている。
2・3日もすればそれらも腐り果て落ちてしまうだろう。
イチジクの木にはまだ青い実が幾つもついているが、これらは熟すこともなく干乾びていくだろうから、イチジクの実を噛じりとるスズメバチの姿が見られるのもこれが最後かもしれない。

スズメバチが齧り取ったイチジクの実を丸めそれを咥えて飛び立つところを撮りたい、こんな思いが何年も果たせずにいる。
次の季節まで待つしかないのだ、鬼が笑うことを考えている。

星の王子さま」を読み始めているが何故か遅々として捗らない。
虫撮りの後だ、読み終えなければなるまい。