祭りの一コマ

苗村神社(滋賀県竜王町)の三十三年式年大祭を見に行く。
苗村神社の氏子三十余郷(旧村三十三ヶ村)が三十三年に一度開催するお祭りだ。
各地区から山車や太鼓踊り、釜踊り、田刈り踊り、しっほく踊り、甲胄武士の行列などが奉納される大祭ということで、非常に楽しみにして朝早くから出掛けた。

大祭ということで楽しみにしていたが期待が大きすぎたようだった。
陽射しの強い境内、無秩序に割り込んでくる見物人、超スローな式次第、それに次の奉納行事にかかるまでの非常に長い幕間、老兵にはそんな時間が耐えられなかった。

祭りの行事を撮ることを断念し専ら子ども達にレンズを向けた。

雑木林や棚田での一人ぽっちの虫撮り、疲れれば持参のビニールシートを拡げて一眠りすることもある、そんな気儘な行動に慣れきった老兵には何とも言えず酷く疲れた一日だった。