イチジクとスズメバチ

Aさんの菜園のイチジクの木は、昨年の秋に枝落としされなかった所為か、一段と大きくなっている。
この大きな木は今年も沢山の実を付けており、ヒヨドリなどがやって来ては実を啄んでいる。
野鳥対策のためにネットを木に掛けているがそれでもヒヨドリたちはやって来ている。

イチジクの収穫を3・4日忘れたのだろか、熟し過ぎ半ば腐りかけたものが幾つも目につく。
熟し過ぎ腐りかけたものは、イチジク固有の甘酸っぱい少し鼻につく発酵臭を放っている。

私はこの発酵臭が漂ってくるのを待っていたのだ。
発酵臭が漂い始めると、スズメバチアカタテハツマグロヒョウモン、ハエの仲間、カナブンなどがやって来るからだ。
風のない快晴の日には虫たちの来訪が多い、殊にスズメバチは何匹も来ていることがある。
しかし、今年はこれまで何故か虫たちの姿が少ないのだ。
今日はスズメバチ一匹を見ただけだった。

夕方、Aさんからイチジクを頂戴する。
沢山頂いたので半分をコンポートにした。