イチジクを噛じるコガタスズメバチ

ITOUさんの菜園でイチジクの実を囓っているコガタスズメバチを撮る。


例年だったら採り忘れられた実が腐り始め独特の発酵臭を放ち出すと、スズメバチの仲間、アシナガバチツマグロヒョウモンヒカゲチョウ、カナブンの仲間などがやって来るが、今年はあまり見掛けなかった。

コガタスズメバチの他見たのは、イチモンジセセリとツマグロオオヨコバイ。

一週間ほど前、このイチジクの葉の上ではおっ!と思うほどのたくさんのヨコバイを見掛けていたが、今日はポッポッとしか見掛けない、季節が移っているのだ。


Aさんの菜園でも今年はたくさんのイチジクが収穫されず放置されていた。
収穫されなかった実が熟し腐り始めると発酵臭はかなり遠くまで拡散していた。
そんな甘酸っぱい臭いを嗅ぎながら通りがかりには決まってイチジクの木を見上げていたが、スズメバチの仲間の飛来を見ることは稀だった。
昨年は数匹の小集団でやって来ることもあったスズメバチ、そんな飛来を待っていたのに。

今ではAさんの菜園のイチジクの木には、大きくならなかった実が茶色く萎んだ状態で枝にしがみついている、虫撮り人にはなんとも哀れに見える光景だ、寂しくなる。