カタツムリ(2)

玄関先で小さなカタツムリを見つける。



二日続けてのカタツムリとの出逢い、しかも玄関先という絶好の場所なのだ、楽しくなる。
一円玉よりも小さいカタツムリだ。

Webの図鑑で調べてみるに、クチベニマイマイの写真がこの小さなカタツムリによく似ている。
近畿地方から中部地方西部にかけて生息しているとのことだから、クチベニマイマイなのだろう。
成長した時の殻の大きさは30〜40mm。樹上で生活し、冬は地中に潜って休眠するようだ。

このクチベニマイマイに似たカタツムリ、それも3mmほどの非常に小さいヤツを見たことがある。
20年以上も前だが、カミサンを誘って中村市(現在は四万十市)のトンボ自然公園へ行った、その時の3日目の宿が雲の上ホテル(高知県梼原町)、ここの雨に濡れた木造のテラスで見付けたのだ。

初めて見る小さくて可愛らしいヤツだったので、フロントで名前を聞いてみると、限られた地域四国西部に生息するヤマガマイマイだと思われるとの事だった。
小さな小さなヤツだったが一人前の殻と模様を持っていたことを鮮明に憶えている。
フイルムケースに湿らせたティシュペーパーと一緒に入れて持ち帰ったが、その後の記憶はない。

タツムリにも幾つもの思い出がある、今日も老兵は過去を喰っていた。