テントウムシの羽化

午前8時過ぎ新聞を取りに出た玄関先で、テントウムシが羽化し始めているのを見付け、急いでカメラを取りに2階の書斎に駆け上がる。
玄関先に戻ってみるとテントウムシは既に蛹の殻から抜けだしていた。

眼を離したのはほんの僅かな時間、1分も無かっただろう。
あっ!と言う間の羽化なのだ、これには驚かされた。
それに、トンボやチョウは羽化してから完全に体を作り上げ飛び立つまで相当な時間(私の経験では3時間弱)を要するが、目の前のテントウムシは5分もしないうちに蛹の殻から離れて行った。

トンボやチョウは羽化後、蛹の中で縮めていた翅を伸ばしきるため翅脈に体液を行き渡らせる行程が必要だが、テントウムシにはこの行程が無いのだろうか。
それ故に非常に短時間で動けるのだろうか。

タカサゴユリの葉の上でも羽化直後のテントウムシを見る。

これらが蛹化を始めたのが22日の午後だったから、一週間目の羽化になる。
一日遅く蛹化したスズランの葉の上の蛹の羽化は明朝だろうか。



瀬田キャンパスでの講座 ” シルクロード仏教史料を読む・法顕伝購読 ”は午後からだったので、びわこ大津館で開催されている写真展・香の里フォトクラブ作品展を見に行く。
女性2名を混じえた10人のメンバー、一人3点の出品、おっ!と思うものが2点あった。

講座の後、瀬田キャンパスすぐ近くのビオトープへトンボを見に行くつもりだったが、凄い暑さ(炎天下の駐車場に駐めてあった車の車載温度計は38度を表示)に断念する。
これから真夏日が続き始めると、老兵には虫撮りも容易ではないだろう、淋しくなる。