ミノムシ

ミノムシは成長とともにその巣(蓑)を大きくしていくとのこと。
齧り取った小枝や草の葉を粘性の高い糸を使って蓑の拡張を図るのだ。
今日初めてそんな作業のシーンを見た。


蓑から半身を迫り出し齧り取った小さな枯れ枝を口に咥えて巧みに移動させている。
非常にゆっくりとした作業だが、枯れ枝の先端を蓑の口に固定しようとしているように見て取れる。

一瞬の風で枝が揺れ、レンズの先端がその蓑に触れてしまった。
ミノムシは敏感に反応し頭部を巣の中に引っ込めてしまう。
暫く見ていたがそれっきりだ。作業は中断されたまま再開の気配はない。

炎天下だ、蓑の拡張作業撮りを断念する。