セマダラコガネとユリクビナガハムシ

家の周りの草むしりを長い間せずにいたので、雑草が伸び放題、余りにも見苦しいから、朝のうちは日陰になる裏庭の片付けをと思い庭に出た。
作業を始める前に、セマダラコガネやユリクビナガハムシなどを見付けると、草むしりはそっちのけになってしまった。


セマダラコガネはありふれたコガネムシの仲間だから珍しくはないが、庭で見たのは今回が初めてのように思う。
セマダラコガネは写真のような黄褐色に青黒い斑紋が普通なのだが、斑紋が無かったり、真っ黒だったり、黄白色だったりするものもいるという。
斑紋の変異はかなり多いようだ。
もう随分以前だが金色に輝くと言っても過言ではないヤツを、あるゴルフ場の芝の圃場で見付け持ち帰ったことがあった。


オニユリにはユリクビナガハムシや黒いネバネバしたタール状のものが相当数くっつている。
タール状のものの中には幼虫が潜んでいるのだ。タール状のものは幼虫の排泄物。
コイツが発生しているのをうっかり見落としていると、ユリは大きな被害を被るのだ。
一昨年、孫娘の庭のオニユリがコイツに芯芽の部分を食い荒らされ、ユリの半数近くがダメージを受けたことがある。

庭の柚子の木では小さな小さな実が見られるが昨年に比べると随分少ないようだ。
自然落果などがあったりするとまだまだ少なくなるだろう。