ルリタテハの蛹化(2)

玄関先に一本だけ生えていたホトトギスの葉を食い尽くしてしまったルリタテハの幼虫は、9月15日にサナギになり、9月27日に羽化して飛び立っていった。
これが第一陣、二陣めの二匹は蛹になって今は飼育箱の中にいる。
驚くことにルリタテハの幼虫は三陣めとしてまだ三匹もいたのだ。


この三匹はホトギスが食い荒らされて丸坊主になっているので、直ぐ近くのタカサゴユリの葉を囓っている。
餌不足の所為かどの幼虫も体が小さいように見える。
その内の一匹が蛹化のための場所を探して動いたのだろう、少し離れた山芋の蔓にいた。
蛹化の準備を初めている、13時3分撮影。
サナギは17時34分撮影。

飼育箱には二匹のサナギがいるので、これら3匹は玄関先にそのままにして置くことにした。
雨風に曝され、冷たい時雨や寒風に打たれて春を迎える、そんな自然な状況下で生まれてくるルリタテハを見たいものだ。

ルリタテハは成虫で越冬もする。
陽当りの良い早春の山道で、越冬から目覚めたルリタテハを2度ほど見掛けたことがある。
いずれもポジフイルムで撮っていた頃だから随分昔のことだ、足腰を鍛えておいて来春には越冬明けのルリタテハを探しに雑木林へ行こう。