啓蟄の日に

啓蟄の日、ポカポカ陽気に誘われて鳥も虫もそして土筆探しもと欲張って遠出する。
目的地は金勝(栗東市)の山里・観音寺の集落、九品の滝、金勝寺 etc。

観音寺の集落へ入る山道で、梅の大木にメジロが来ているのを見つけ車を止めた。
ウグイスの鳴き声も竹藪の向こうから聞こえてくる、畑の土手ではキチョウの姿も見られるのだ。
今日は幸先がいい、先ずは眼の前のメジロをと思い150-600mmをカメラに装着した。


何ショットか撮った後、予兆もなく突然眼が痛いほど痒くなる、涙もポロポロ、花粉症の発症だ。
花粉症の症状として眼が痒くなることはこれまでにも経験しているが、何の予兆もなく突然に酷い痒さに襲われたのは初めてだった。
花粉の飛散が格別多いのだろうか、涙目はむず痒く痛いのだ、鳥撮りどころではない、退散する。

鳥も虫もと思い今日は重装備で来ているのだ、越冬明けのキチョウも撮りたかった、ウグイスも探したかった、情報を貰っているウソやルリビタキも探したかったが諦める。

山道は痒さと涙のためノロノロ運転、対向車がいないのが幸いだった。
帰り道ドラッグストアに立寄り目薬を買い求める。

啓蟄の日に花粉症発症、憂鬱な季節の始まりだ、鳥撮りや虫撮りの行動が鈍くなりそうだ。