ウスタビガの繭

雑木林への道筋にあるコナラの大木の根元で、ウスタビガの繭を見付ける。

以下のような記事を誰かのブログで読んだことを思い出し、この繭を持ち帰ることにした。

ウスタビガは卵で越冬し、四月頃孵化して幼虫になり、6月中旬頃繭を造って蛹になり、11月頃になると羽化する。
羽化して成虫になったメスは羽化とほぼ同時に、オスを呼び寄せるフェロモンを発してオスを呼び寄せ交尾をし、自分が出て来たばかりの繭に卵を産み付ける。
寒くなる前の慌ただしい生殖活動の後、間なしに短い一生を終える。

繭を持ち帰ることにしたのも、もしや繭の中に卵が産み付けられているのでは、そんな思いがしたからだった。
しかし家に帰った時、雑木林の中を歩き回っていた折に、ポリ袋に入れてポケットに突っ込んだ繭を何処かに落としてしまったことに気付くが、引き返すこともならず繭の中の確認は持ち越しになってしまった。

2年前の11月の終わり頃我が家の玄関先の階段にいたウスタビガ。


雑木林の中を歩き廻る時にはヤママユなどの繭探しだ。
*上の写真の繭がヤママユの繭なのかウスタビガの繭なのか、それとも別の蛾のものなのか同定しきれていないまま、ウスタビガの繭と書いている。