コミスジ

雑木林の一角にクズで覆われた斜面がある。
五年ほど前までは熊笹が生い茂っていたが、今では分厚くクズが覆い被さっている。
このクズの斜面で最近よくコミスジやウラギンシジミを見掛けるようになった。
ミスジなどは日によっては7・8頭見掛け、コミスジたちはそれぞれのテリトリーを持っているのか、侵入者を追い払うような行動もしばしば見られるのだ。
そんなコミスジ撮りたいと思い、75−300mm+x2テレコンを用意して出掛けた。

いつもだったらコミスジたちはクズの斜面の下の方にもいるのだが、今日は何故か雑木林の林辺に近い斜面の最上部にいるのだ。
遠距離の小さなコミスジを狙っても、持参のレンズでは役立たずだ。
下の方に降りてくるのを辛抱強く待ってもよかったが、藪蚊が意外なほど多いのだ。
出直すことにする。

ニラの花畑によってモンシロチョウの飛翔を狙った。
近くでは彼岸花が咲き始めていた。

写真仲間のTさんからのメールに京都府立植物園へ行ってきたとあった。
マクロで秋の花々を狙っていたようだ。
どんな花々を切り撮っているのだろうか、拝見できることが楽しみだ。
”植物園にも虫たちはいますよ、オマエさんも一度出掛けたら如何です”誰かが呟いていた。
今日も先ずは好日だった。