むしのうんこ

午前中はITOU昆虫園へ虫撮りに午後からは和邇川や湖岸へ鳥撮りに、いずれも全くの不作。今日は不思議なほど虫も鳥も見かけずだった。
それに鳥撮りの田圃道では夏日のような暑さの中、一脚を杖代わりにして草の生い茂る畦道を歩いたものだから一汗かき、獲物のいなかったことと相俟って余計に疲れを覚える。

鳥撮りから帰った時、擁壁の下の道路際で大量の虫の糞を見つけ、見上げてみると、ノウゼンカズラの枝にえっ!と思えるほどの大きなシモフリスズメの終齢幼虫がいた。
ノウゼンカズラの一枝をまるごと食い尽くし次の枝へ移っているようだった。

至近距離からその貌を見る。

このシモフリスズメの糞は小豆ほどの大きさだが、階段には俵型の大きな糞が3.4日前から落ちているのだ。

階段の上には木蔦が伸びその下ではツタ(ナツヅタ)が擁壁を這っている、この茂みの何処かにこの糞の落とし主がいるはずなのだが未だ見つけ出せずにいるのだ。
いったいどんなヤツが隠れているのだろうか、糞の大きさ故に気になっている。

この糞を一ショットしていて、伊丹市昆虫館が編集した「むしのうんこ」というイラストや写真で構成された大型の絵本のことを思い出す。(書棚を探したが見当たらずだ、処分したようだ、図書館で探してみよう)

庭のオニユリにいるルリタテハの幼虫も大量の糞をしている。

みかんの葉など柑橘類の葉を食べるアゲハの糞などはその食樹のニオイがするという。
庭の柚子の木で大きくなるアゲハの幼虫を見つけた時は糞に注意が必要だ。