フクラスズメの幼虫

樹下神社(大津市木戸)の境内でフクラスズメの終齢幼虫を見付けた。
杉木立の下のカラムシに2匹いた。


食草のカラムシをバリバリと言う感じで齧っているのだ、鮮やかな紋様の姿を撮ろうと至近距離までレンズを近づけるとフクラスズメ固有の動きをする。
後脚でしっかりと枝を掴み前半身を反らせてブルブル体を震わせるのだ。結構速い動きだ。
この動作は敵に対する威嚇の動作だといわれている。

幼虫のカラフルさに対して成虫はいたって地味な姿だ。
2011・12・21に階段横のキズタの根元にいたのを撮っている。

この時、図鑑で色々調べたが特定できずフユシャクガの仲間だろうかとブログにも書き入れた。
その後suzukiatsさんという方から、越冬中のフクラスズメだとコメント頂いたことがる。
コメント頂いたことに対してちゃんとしたお礼もせずにいた事を今思い出し赤面している次第だ。

フクラスズメの和名の由来は、雀が冬の寒さから身を守るために羽毛を脹らませ丸々としている様子に似ていることからとの由。こんなことを知ったのもコメント頂いたからなのに、欠礼している。

フクラスズメの幼虫2匹に飼育箱に来てもらった。
幼虫のいるカラムシの木が大きすぎて飼育箱の蓋が出来ないのだ、蓋をせずにいたらやはり脱走される。

一匹は見つけたがもう一匹は行方不明のままだ、カミサンも探し出す手伝いをしてくれたが、未だ発見できないでいる。

これまでにも、アゲハ、ルリタテハなどの幼虫に脱走され未発見のものが何匹かいる。
狭い部屋なのに見つけられずだ、何処に隠れてしまったのだろうか、干からびたヤツがいるかもしれない。