小さな春

小さな谷間の畑の隅で水仙が咲き始めているのを見付けた。

近くの土手では梅の枯木にも小さな蕾が付いている。

少しづつ春が近づいているのだ。
梅の枯木の隣では柿の木にハチの巣を見付ける。
昨年作られたものだ。

何らかの事情から巣作りの途中で放棄されたと思われる巣だ。
小さな春が早く大きくなることを、虫撮りのシーズンが一日も早く来てくれることを願っている。
虫撮りに出掛けられるようになれば、昨日のような終日呆け暮らしもせずにすむだろうに。

畑の土手にはクヌギの巨木が2本聳えている。

ウラナミシジミの幼虫が食樹にしている木だ、それにヤママユガやクスサンも食樹にしている。
時季になれば探しに来なければなるまい。

春が待ち遠しい。