フキノトウ

「春の使者 目覚めの時 きょう啓蟄」こんな見出しの記事が写真入りで、京都新聞朝刊の一面に掲載されていた。
この記事に触発されて小さな谷間の畑へフキノトウを探しに行く。
段々畑の斜面にぽつりぽつりとフキノトウが顔をだしているのを見付ける。


3年程前まではこの斜面でもかなりの数のフキノトウを見掛けたが、今では僅かしか見られないのだ、何かの事情で植生がかわったのだろうか。
斜面いっぱいにフキノトウが出ていれば少し頂戴して帰り、フキ味噌などを作って春の苦味を味わいたいところだが、ぽつりぽつりではそれもならずだった。

フキノトウの近くでタンポポを見る。

去年の啓蟄の日は金勝(栗東市)の山里へ遠出して、梅の花を啄むメジロを撮っているが、今では遠出するのが億劫になっているのだ、老いは足踏みすることもなく進んで来て行動範囲が眼に見えてせまくなっている、寂しいかぎりだ。