ナガコガネグモのペア

2階の書斎の窓の外にナガコガネグモが巣を張っている。
まるまると肥ったメスと痩せっぽちのオスのペアがいるののだ。

ナガコガネグモが此処に巣を張り始めたのがいつだったか確とした記憶はないが、9月の終わり頃からではないかと思う。
小さなナガコガネグモが巣を張る作業をしていたのを覚えている。

何度かの脱皮の後、メスの体が一段と大きくなった頃、小さな小さなオスが巣網にやって来る。
ほんのいっときだが、巣網に大小合わせて三匹のオスがいたのを見たことがある。
その3匹の巣網での居場所は力関係によるのだろう、メスのすぐ近くには体の一番大きいヤツ、最も小さいヤツは巣網の外縁のメスから遠い場所、というふうに体の大きさに従って陣取っていた。
3匹いたオスも今は1匹だけ、小さな体が今では随分と大きくなっている。


終日曇り空の一日だった、虫撮りにも鳥撮りにも出掛ける気にならず読書を専らにする。
ピーター・マシーセンの「雪豹」夢中で読んでいる、非常に面白いのだ。
読書の眼休めに貌を上げた時、窓の外のナガコガネグモが獲物を抱えているのを見つけ、EOS70Dに180mmマクロを装着して窓から突き出した。


何故か海が見たくなっている。
明後日の25日は晴れの予報なので丹後半島へ行くことにした。
宿はカミサンお気に入りの佳松苑はなれ風香を予約した。