行動力劣化(2)

冷たい雨が降ったり止んだりの暗鬱な一日だった。
今年一年撮り溜めていた写真データの整理をする。
PCに取り込む時厳選して取り込めばいいのに、つい未練がましく残しているものを削除する。

虫撮りは散歩の折のものを入れるとほぼ毎日のように撮っていた。
鉄道写真家中井精也さんの「一日一鉄」に倣って「一日一虫」を心掛けていたのだ。
虫撮りと同時に風景や祭りなども狙っていたが2・3年前と比べるとその数がかなり減っている。

虫撮りも風景や祭り撮りもその行動範囲が随分と狭くなっている。
相当の遠方でも狙いたいと思うものがあれば車をぶっ飛ばしていたが、その行動力が結果から見れば極端に劣化しているのだ。

それにいろんなセミナーや公開講座に潜り込む回数も例年に比べ少なくなっている。
興味の持てるセミナーや講座が少なかった訳でもなかったが出掛けるのが億劫だったのだ。

シルバーマークをこれまで着けていなかったが来年はいよいよ義務化される年齢だ。
年々歳々行動力は減退してゆき行動範囲も小さくなるだろうが、「一日一虫」だけは目標として設定しておかねばなるまい。


「虫の眼」や「飛翔体」をメインに狙いたいものだ。