読書と虫撮り・2

「銃・病原菌・鉄」(ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰 訳 草思社文庫)上下2巻をやっと読み終えた。読了するのに半年近くかかっている。一気に読み通せば一週間もあればこと足りただろうに、いつもの癖で気になる言葉や事件が出てくるとそれを調べるのに横道に入ってしまうのだ。それに横道が横道を呼ぶという連鎖を起こすものだから本篇に戻るのに時間がかかっていたのだ。久しぶりに読み応えのある本に巡り合えたという感じで本を閉じた。
「文明の伝播」等について考えさせられる名著だ。
少し時間を置いてからもう一度読み直してみよう、調べたものはメモしてあるのだ、今度は一挙に読み通せるだろう。

読書の後の目休めに昨日の場所へ虫撮りにゆく。

 キタテハ・秋型メス

ヤマトシジミの求愛行動やカップリングを撮る。
ヤマトシジミチョウにもオスメスの相性というものがあるのだろうか。
ススキの葉の上でオスがメスに何度も近づくが、その度にメスが拒否していると思われる行動をしているのを見た。

草叢ではシジミチョウを狙うカマキリが何匹もいた。

産卵間近だとみえるオオカマキリもいた、卵嚢はよく見かけるが産卵しているところは未だ見たことがない。
昆虫写真家今森光彦さんの「昆虫記」の中に、カマキリの産卵の光景が収められている。
これを見るに、カマキリが泡の卵嚢造り(産卵)を始めてから終わるまで三時間近く要しているのだ。これを撮るには三脚の準備が必要になる。
しばらくは空き地の草叢通いが続きそうだ。