シジミチョウ・3態

午後から昨日見つけておいた空き地の草叢に行く。
そこはススキやイネ科の雑草に混じって背の低いフジバカマが小さな群落をなしている所だ。

毎日のようにその空き地の横を歩いているが、道路より少し高い所の所為でその草叢には今まで足を踏み入れたことがなかった。
それが昨日偶然にも交接した状態のアカトンボの飛翔に誘われるようにその空き地の草叢に入ったのだ。住宅地の空き地が年々消えていく中で、そこはこのままの状態が続いてくれれば、四季折々格好の虫撮りの場所になりそうだった。

ベニシジミ、ツバメシジミヤマトシジミ、イナゴ、アキアカネハナムグリを撮る。


ヤマトシジミの交尾体をよく見る。
多化性の代表的な蝶だから寒くなり始めているこの時期でも交尾行動を見るに不思議はないが、それでもなにかしら「寒くなっても大丈夫かい」と声を掛けたくなっていた。
越冬態は幼虫だ、食草のカタバミを探さねばなるまい。