花梨の実

朝夕の散歩の折時々立ち寄る所の一つに報恩寺という天台真盛宗の小さな寺がある。
お寺は無住だが熱心な信者の方がいらっしゃるのだろう、いつ見ても掃除が行き届いている。
この寺の庭に花梨の大木があり、毎年たくさんの実をつけるのだ。
3年ほど前だったが落下した実が庭の片隅に集められ小山を作っているのを見たことがある。
その小山の実の半分近くは半ば腐りかけており微かだが甘酸っぱい匂いを発していた。

今朝この庭で花梨の落果を見つけ二個貰って帰った。

花梨の実を焼酎に付け込んで果実酒を一度作ったことがあるが見事に失敗だった。
貰った実が若かったのと氷砂糖の量を間違えたのが失敗のもとだ。
後で調べてみるに、薬用酒などを作るには、落葉後も樹上に残り暗黄色に熟したものを採取し利用するのがよいとのことだった。

拾ってきた花梨を切ってみたがほとんど香りはしない、若い所為だろうか。


DELLにカスタムオーダーしておいたノートPCが届いた。
インターネットの設定や幾つかのアプリケーションソフトの導入、各種ドライバーのインストールなどにかからなければならないが,設定やインストール等、諸々の手順のことなどすっかり忘れてしまっていて思い出せないのだ。
必要項目やチエック事項を書きだしておいて一つずつ調べながらの作業になるのだ、どれくらいの時間が老兵には必要なんだろうか。
ボチボチやりましょうや、ボケ防止には最適でっせ等と自分を慰めている。