ツマグロオオヨコバイ

真夏に逆もどりしたような陽射しだ。
二階の書斎の温度計は34度を示しているが風が通り抜けて行くので冷房なしで過ごしている。

「日本の戦争」田原総一朗著(小学館)を読んでいたが、眼休めにITOUさんの菜園に行く。
ニラの花が咲き始めているのだ。このニラの花にはいろんな虫たちがやって来る。

昨年はアサギマダラがしばしばやって来ているのを見たこともある。

蝶たちはいなかったがオビヒトリを見る。

(書斎に帰ってパソコンにデーターを落とし込みながら、オビヒトリの赤い腹部を撮るのを忘れていることに気付いた。お前さんも歳ですね、と自嘲している)

ツマグロオオヨコバイが夏前に比べて多くなっているようだ、里芋の葉にも沢山いた。
イチジクの葉の上でツマグロオオヨコバイの成虫と幼体がいるのを見つけた。

幼体も人の気配を感じると成虫と同じように素早く横歩きで葉裏に身を隠した。
ヨコバイの数が夏前に比べて多くなっているのは秋子が生まれる時期なのだろう。
コイツは不完全変態でサナギを経ないで成虫になる。
白い幼体が成虫と同じ色になるのは孵化後何日くらいだろうか。
ヨコバイの仲間は日本では約550種だと言われている。(世界では約20,000種)
図鑑で見るに色鮮やかなものや紋様のすばらしいものもいる、本気で探してみたくなった。

菜園からの帰り道でコスズメ(スズメガ科・ホウジャク亜科)の幼虫を見つけた。
飼育箱に来てもらう。セスジスズメの幼虫と同居だ。