ヤマトシジミ

書斎の窓を開け放っていると、台風15号の関係で風があり随分と過ごしやすかった。
沖縄地方では記録的な暴風雨のようだ、大きな災害にならないように祈るしかない。

夕方の散歩の折、風に吹き飛ばされないように草にしがみついているヤマトシジミを見た。
翅はかなり傷んでいる、羽化してどれ位の時間がたっているのだろうか。

夏のヤマトシジミは、カタバミに卵が産み付けられてから幼虫になりサナギになり羽化するまでの期間はほぼ1ヶ月だと言われている。
そして蝶になってからの寿命は10日くらいのようだ。
このヤマトシジミの翅はボロボロになっている、与えられた時間は残り少ないのだろうか。

アゲハなどの大型の蝶では翅がボロボロになっているのをよく見かけるが、小型の蝶で見かけたのはこれが初めてだ。
蝶はどの程度まで翅が傷ついたら飛べなくなるのだろうか、そんな事を考えながらファインダーを覗いていた。

庭のノウゼンカズラが満開の状態だ。

最初の蕾は全部落ちてしまいこれが2度目の遅咲きの花だ、時折キアゲハやクロアゲハがやって来ているが撮れずにいる。
台風15号の風の如何で明日の朝には大半が落花してしまっているかもしれない。