真夏日の山歩き

滋賀県教育委員会事務局文化財保護課が主催する連続講座の第1回目の講座「湖東の城塞寺院・百済寺」に出席した。
講座は講義「寺院と城塞」講師・松下浩氏(県教委文化財保護課副主幹)と現地見学(史跡百済寺境内)の組み合わせだ。
会場は百済寺本町集落センター、会場には駐車スペースが無いということで百済寺の駐車場に車を置き集落センターまで歩くことになる。
主催者のホームページから地図をアウトプットして持参していたが、何とも分かりにくいルート図なのだ、真昼の炎天下汗だくで小半時会場を探して歩いた。

講義は40分程の短い時間だったが簡潔にまとめられていて有意義な内容だった。
中世では寺院が都市空間としての機能を有していたことやそれに伴い寺院(寺内町)が城塞化していく話は、もう一度調べ直してみようと思わせるものがあった。

汗だくは講義の後の現地見学だ。
会場を早めに出たが道半ばで殿を務めることになる。
殊に本坊喜見院から旧本堂跡へ向かう山道では日頃の運動不足を思い知らされる。
山道はそれほどの急坂でもないのに2・30歩歩いては一休憩という状態だ、またこれほどの汗をかいたのはいつ以来だったろうかと思うほどの汗が噴き出していた。
途中何度かリタイアを考えながらも旧本堂跡まで歩いた。

真夏日の山歩き、もう2度と経験することはないだろう。

下山した後本坊の縁側に腰を下ろした時、カナブンの死を見る。

本坊横の溝でヤンマが打水産卵しているのを見る。

コンデジ(XZ-1)ではシャッターラグもあり上手く追いかけられない。
昨夜は眼デジに100mmマクロや交換レンズそれにツインストロボ等も準備していたが、出発間際に山歩きの負荷のことを思いコンデジだけにしたのだ、こんなシーンに出遭うと後悔甚だしい。
池の鯉も思うようには撮れないでいた。