イタヤハマキチョッキリの揺籃

昨日の比良川上流での虫撮りの折見つけて持ち帰っていた巣(揺籃)を解体してみた。

Webで調べてみるにこの巣はイタヤハマキチョッキリの揺籃のようだ。
揺籃の中には幼虫が一匹と大量の糞と思われるものがみられた。

揺籃を木から切り取って持ち帰った為に、揺籃を作っているカエデの葉は乾燥し始めている。
葉が乾燥して干からびてしまうと幼虫の生育に大きな支障が出るのだろうか。
それにカエデの葉裏に産み付けられているイタヤハマキチョッキリの卵と思われるものも、乾燥した葉では幼虫になることも出来ないだろう。

オオヤママイマイ蛾が拵えた巣(揺籃)だなどと、間違いをした知識不足が悔やまれる。
イタヤハマキチョッキリの成虫は見たことがないが、光沢のある綺麗な羽を持つ甲虫のようだ。比良川沿いで探してみなければなるまい。

川沿いでは木苺が森のルビーのように赤く熟れて輝いていた。

沢山の実がなっている、早速口に入れてみた。遠い日の懐かしい甘さを感じていた。
虫撮りの時はいつもポリ袋をポケットに忍ばせているのに、それを忘れている。
沢山の森のめぐみを頂いて帰えれば木苺のジャムが楽しめたのに、肝心の入れ物がないのだ。

何個目かの木苺に手を伸ばした時、葉陰にキアシナガバチが巣作りを始めているのを見る。

巣作りの最初の段階のようだ、邪魔をしないように木苺を採るのを諦めた。

昨日は本当にいろんなことがあった、草むらでは長いヤツに二度も遭遇した。
近々、このキアシナガバチの巣作りの進捗状況やイタヤハマキチョッキリの揺籃の様子を見に行かねばなるまい。