ねぐら追われて

今日は自治会の一斉清掃日、住民総出で公園や自治会館廻りそれに道路際の草刈りをする。
2・3年前までは草刈りをしているのか休憩しているのか分からないような人を見ると、何をチンタラチンタラ手抜きしているのと思っていたが、今回は逆に自分がそう見られているような有様。
草刈機で刈り取られた草をゴミ袋に詰めるためにしゃがみ込むのにも息切れがしている。
体よく手抜きをしなければならないのだ。
 老兵も銃置き去る日冬近し    風来坊

PUKUさんと早めの夕方の散歩に出る。
草刈りのためにねぐらを追われたように寒空の道端に飛び出している虫たちを見た。
マダラカマドウマ
イナゴ
ウマオイ
オオカマキリの死を見る。

写真でなく言葉でこの死の様子を表現するとすればと言葉を探しているが思い付かない。
言語感覚が錆びついているのだ。
カミサンとの日常会話もほんの僅かな言葉で済む、そんな生活しかしていなければ当然の成り行きだろう。