小さな命(2)

ITOさんの菜園のカボチャの葉にいっときウリハムシが沢山いたが、最近は殆ど見ない。
このウリハムシの仲間は、現在の日本では約780種程いるという。

図鑑で見るといろんな形状や羽模様のものがいて結構面白い。

昆虫好き(むし屋)には、虫採り網振り回し族とファインダー覗き族がいる。
この2族の中も、蝶屋、トンボ屋と呼ばれる大族がいる。
中にはオサムシ屋という固有族もいる。
そしてそれぞれの縄張りを持ち又専門の学会をもっている。

日本では約780種、世界では3〜5万種いると言われるこのハムシ屋はいるのだろうか。
農家からは嫌われ者のハムシ類を丹念に撮るのも面白いと思い始めている。
「小さな命」どれくらいの数が撮れるだろうか。

庭先のホトトギスの葉に8匹ほどいたルリタテハの幼虫が昨日全て姿を消した。
蛹化のための場所探しに行ってしまったのだろう。
その内の1匹だとは思えないが玄関先の百合の葉を齧っているのを今朝発見した。
もう終齢に近いヤツだからこの百合に早くから居たとすれば、今まで眼にしないわけがない。
何処からかやって来たのだ。
もしホトトギスの葉から百合の葉までやって来たとすれば、障害物の多い道筋を30m近く移動したことになる。

アサギマダラにマーキングして放蝶するように、コイツにマーキング出来れば面白い発見になっただろうに、そんなことを空想している。