小浜・放生まつりと発心寺

小浜の放生まつりを撮りに行ってきた。
旧市街を歩いてみたが、シャッターの下りた店舗が多く、活気が感じられない。
筏でのチヌ釣りによく来ていた頃、もう20数年も前だが、あの頃と何という変わり方だろう。
これも時の移ろいだ。
祭りの姿だけは昔に見た様子とあまり変わっていないように見えるが、それでも山車を引く人数は随分少なくなっている。


それに町全体が祭り気分で沸き立つているという風情でもなく、何処か寂しい。
昔見た八幡神社の境内には、着飾った子供の手を引く光景をしばしば見受けたが、そのような姿を今回は見つけられないでいる。

昨年の放生まつりの撮り忘れを撮るのが目的だったので早めに切り上げて発心寺に寄る。
曹洞宗発心寺専門僧堂、この僧堂の修行僧が行う寒修行の風景を撮りたいと思ってから、もう随分年月が経った。
雪の降る寒々とした雪道を行く修行僧の姿を撮りたい、そんな撮影プランを果たすためのロケハンだったが、真夏日に近い真昼間の道は長かった。