のろのろ台風12号がやっと通り過ぎた、そんな感じの空が広がる午後3時すぎにITO昆虫園と称しているITOさんの菜園に潜り込む。予想どおりの虫達の賑わいだ。
ニラの花にいろんな虫達が来ている。
小さなハナアブやイチモンジセセリがニラの花に来る飛翔の瞬間を撮るつもりで、100mmマクロにマクロリングライトを装着していたが、上手く機能しないのだ。
お蔭で何枚かのシャッターチャンスを逃してしまったが、カメラとアクセサリーの相性を忘れていた私の凡ミスだった。
CANON Eoss40Dに一世代旧いマクロリングライトML-3は同調しないのだ。
40DでマクロツインライトMT-24EXが機能していたから、ML-3のリングライトも当然機能すると何の疑いも持たなかったのだ。
それにしても40Dや5DMark2にこのリングライトを装着することは一度も無かったのだろうか。
何度も同じ過ちを犯しているだろうに、そのことさえ忘れているのだ。
旧い記憶を辿りながらEoss 1D-Nにこのリングライトを付けて雑木林の中を歩きまわったことを昨日の事のように思い出している、もう17・8年もの時間が流れているのに。
これまでだったら撮影行の前には必ず機材や電池残量等のチエックをしていたのに、これらを忘れて出かけるなんて「お前さんも歳だな」と思いながらも、カメラとアクセサリーの互換性を考えていないメーカーに腹を立てていた。
ITO昆虫園では思いがけないシーンも撮れた。
足元から飛び立ったバッタがコガネグモの巣に架ったのだ。
それからイトトンボを見つけたのには驚いた、予想外のトンボだったから。
今日はいつになく大猟だった。
明日はイトトンボのポートレイトを狙ってみるか。
