書斎に来た虫

昨夜は遅くまで「気候変動の文明史」・安田喜憲著(NTT出版)を読んでいた。
地球の温暖化や寒冷化が人類社会に与えた影響の凄さに驚かされる。
本文で分からないところをWebで調べようと本を伏せた時、思いもかけぬ意外なものを机の上で發見する。
黒い虫、コメツキムシの仲間だ。
逃げないようにと左手で押さえ、気候変動の文明史よりもこっちを調べるのが先と、立ち上げたばかりのPCのキーボードを叩く。
昆虫図鑑を調べている間中左手の中では、ヤツはゴソゴソ這い回ったり、コッンコッンと飛び跳ねている。
先週いつものフィールドでオケラを見つけ左手で握った時も、オケラは強靭な前足で指の間から這い出ようとして暴れまわった。
これら二つの感触、虫の動きまわる感触ははるか遠い子供の頃の虫採りを思い出させる。

二階の書斎にどうやって来てくれたのだろうか。コメツキの仲間の飛翔力はどれくらいだろうか。夕方の散歩の時草むらに入ったからそのときズボンの何処かにくっついていたのだろうか。そんなことを考えながら明日は近くの川へ虫撮りにと思い始めている。

「気候変動の文明史」の続きは叉の機会だ。
コメツキの名前はアカアシクロコメツキのようだ。