佐川美術館へ行く

小雨の降る中、昆虫写真家・今森光彦の作品展が開催中なのを思い出して見に行く。これまでだったら写真展などにはカミサンとの二人連れがならいだったが、カミサンが昨年の初めに体調を崩して以来同伴もならず、一人ぽっちの外出になっている。

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「いのちめぐる水のふるさと」ー写真と切り絵の里山物語ーというタイトルの作品展は、見ごたえのあるものだった。ことに、私が昆虫写真の世界に興味を持ったその第一歩が今森さんの「昆虫記」だっただけに、ある感慨をもって大きく引き伸ばされた写真をしばし眺めていた。

佐川美術館での特別展など興味のある催しがある度にカミサンを引っ張り出していた。ここへ二人で来たのは4年ほど前の夏、「アルフォンス・ミュシャ展」を見たのが最後になっている。

 

夕方近く、ITOUさんが雨の降る中イチジクを届けてくれた。ITOUさんの菜園ではこのイチジクがはしりのようだ。

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美味しく頂きながら、幾つかは採らずに腐りかけるまで木に残しておいて欲しいな(スズメバチアシナガバチ、アゲハの仲間、カナブンなどが採餌に来ることを願って)、そんなことを内心呟いていた。コヤツらは格好の被写体なのだ。

 

今森さんが切り撮っている比良山麓の棚田など、それらの場所を探しに涼しくなったら出掛けてみたいものだ。