カタクリの花を見に

カタクリの花を見にマキノの雑木林まで遠出をした。

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雑木林には既に二人のカメラマンがいた、いずれも70歳代と見受けられる方。

ひとりの方はローポジションにした三脚に望遠ズームのカメラを載せていた。膝をついてアングルファインダーを覗いている。時々顔を上げては立てかけてあるレフ版の角度を変えている、思いの光と影を探しているようだった。右手にはかなり長いリモートシャッターを持っていた。

木の間越しに暫くの間眺めていた。

1ショットして顔を上げた時を待って、どんな構図や光なのか拝見したく、声を掛けるつもりでいたが、気軽に声を掛けられるという撮影の様子でないことに気づき諦める。

帰りは深清水の柿畑で野ダイコンの花やナシの花を撮るつもりで車を畑の空き地に停め柿畑の細道を歩いたが、何故か今年は野ダイコンの花は僅かにしかなく盛り上がるような群落は見当たらなかった。

柿畑のオヤジと名付けていた老大木も腐りはてた切り株になっていた。

数年前に見た時には驚くほどのたくさんの花を付けていたナシの木、その木の下に座り込んでお昼のおにぎりを食べたが、そのナシの木も柿畑の一角から姿を消していた。

年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 というが時の流れは花不同にもするのだ、諸行無常なのだ。