写真展を観に

草津市立図書館3Fギャラリーで開催中の「第12回 二科会写真部滋賀支部展」を観にカミサンを誘い出す、炎暑の中を出掛けるということもあり、お昼は「梅の花」でという条件付きだ。

二科会展は毎回楽しみにしている写真展なのだ。
いつものようにお気に入りの写真をピックアップしながら見て廻る。
出陳されている62点の作品の中から、カミサンがピックアップしたのが5点、私が選んだのが4点、この中からいつものように3点に絞り込むことにする。
カミサンは 「火おんどり」八田一徳、「堰」二宮紀彦、「暮れなずむ頃」長井康彦
私は「休憩中」南村初江、「火おんどり」八田一徳、「村祭りの日」児玉憲武

南村初江さんの作品はいつ観てもドキッとさせられる。
今回の作品「休憩中」も素晴らしかったので受付の人に許しを得て1ショットした。

雨の日の祭りだろう、太鼓を胸に抱え雨合羽をまとった3人の少年が一踊りした後休憩している、その様子を見事に切り撮っているのだ。
光を切り詰めた作品作りはポエジーを感じさせる。

お気に入りがあるとカミサンは一覧した後、その作品を観に戻るのが常だったが今回はそんな気配はなかった。

先週観に来た「第15回 日本風景写真協会滋賀支部作品展」ではお気に入りが何点も在ったのだろう、カミサンは出品目録をチエックしながら会場の中を行きつ戻りつしていた。

中でも、さざ波が早朝の陽光を受け黄金色の縞模様を輝かせている湖面、その湖面に漂う小さな釣り船を切り撮った八木武さんの作品「孤舟」の前ではかなり長い間立ち止まって見入っていた。

私もこの「孤舟」と新潟県津南町の中子の桜を早朝に撮った奥村静子さんの「穏やかな朝」がお気に入りの作品だった。

素晴らしい作品を観る、愉しからずや。