オオサカサナエだろうか

第11回二科会写真部滋賀支部展の案内状を頂戴していたのでカミサンと観に行く。
写真展初期の頃から拝見している、いつも素晴らしい作品が出陳されており楽しみなのだ。
しかし今回はどうも不作の年のように思えた、ドキッとする作品が見当たらなかったのだ。
カミサンがお気に入りに上げていたのは、南村初江さんの「降雪」木村正司さんの「不安な日」
田中宏子さんの「光のライン」の3作品、残念ながら私には無かった。

昨日撮った写真の整理をしていて驚きの発見をする。
小さな谷間の柿の葉に止まっているトンボにレンズを向けていた時は、ヤンマの仲間だろうくらいに思っていたが、PCに取り込んで拡大して見ていて今までに見たことのないトンボだと気付く。
急いで図鑑「日本のトンボ」(文一総合出版)を引っ張りだしたり,Webを開いた。
トンボは環境省レッドリスト(2012年)で絶滅危惧種2類に指定されたトンボ「オオサカサナエ」と思われるのだ。


これが本当にオオサカサナエだったら長年の虫撮りで初めての貴重な1ショットだ。
国内では琵琶湖周辺とその淀川水系に多く、三重県奈良県岐阜県などのごく限られた地域に分布しているようだ。
成虫の出現期は6月中旬〜10月中旬とのことだが、もう一度見られるだろうか。
トンボについてももう少し勉強しなくてはと思うものの、老躯は動き出してくれそうにない。

オオサカサナエに再会出来ることを楽しみに明日も小さな谷間の畑へ出掛けてみよう。